荷揚げ屋さんという仕事

いくつか記事を書いては、一旦やめてまたはじめました。

さて、荷揚げ屋をやってもうすぐ4年経つのかな。

このブログをみている人は、高額アルバイトとしてよく求人情報に掲載されている「にあげ」というワードを検索してたどり着いたか、はてなブログをやっている人で建築業界に携わっている人のどちらかなんでしょうか。

 

どちらにせよ、多少なりとも「荷揚げ屋さん」に興味があるのかと思います。

このブログでは、仕事の内容や仕事に関する思いや考えを書いて行こうと思います。

昨今、SNSの普及でバカッターやら情報漏洩やらコンプライアンスの観点で仕事の情報については書けることが限られますが、できるかぎりそれらに注意してやっていこうと思います。

今日は、”荷揚げ”って何?ってところからはじめようかな。

字のまんま、とっても重い荷物、いやもちろん重くなくてもいんですが

建築現場において、建物の中に荷物を入れて上の階、そのまた上の階へと荷物をあげること。

これを通称「荷揚げ」といいます。

荷物って言ってもいろいろ、これから施工に使う材料だったり、道具だったりといろんなもんひっくるめての話です。

荷揚げ屋さんというのは、その専門業です。

荷揚げのことを、揚重(ようじゅう)と呼ぶこともあり

荷揚げ屋さんのことを、職種としては「揚重工」と呼ぶことがあります。

昔は、荷揚げは建築現場の作業員が自分でやっていたそうです。

工場で作られた建築資材が、トラックで現場に運ばれます。

トラックから下ろされた資材を、施工する場所のそばまで運ぶことが荷揚げ屋の主な仕事です。

体力的に、実際どうなのかというとそれはもうはい、キツいですよ。もちろん。

楽なわけがない。

なのですが、人間というのは慣れる生き物。やっていくうちに意識や体つきも変わってキツくはなくなります。

高額アルバイト求人に掲載はありますが、正直いって「アルバイト感覚」でやるものではないです。

求人情報の金額に惹かれて、軽い気持ちでやってみとしてほぼ続かないです。

離職率はかなり高い仕事だと思いますよ。僕の同期は誰一人残っていません。

5人入れば、残るのは1人2人くらいじゃないでしょうか、もっと少ないかも。
事務所に行くと、つい最近まで一緒に働いていた仲間の返却されたヘルメットが置いてあることはよくあります。

そんな荷揚げ屋さんの仕事だけど、自身の体験・経験を通してこれだけは確実に言えます。

ちゃんとやれば、稼げます!

1ヶ月、30〜40万円くらいはいけます。

今日は、このへんで。